2006/08/09 更新

携帯3エレ八木430MHz

 重さ50g、長さ35cm、折りたたみ時23cm

 

 

  携帯3エレ八木アンテナ430MHz(430MHz超軽量簡単アンテナ 重さ40g 長さ34cm)を改良しました。

ガラスエポキシの両面基板が安く手に入ったのできちんと作り直すことにしました。

@全長34cmは長すぎる。

A給電点が機械的に弱い。

B同軸ケーブルがみっともない。調整が超クリチカル。

 

1.全長34cmは長すぎる。

 2分割にしました。接続はマジックテープ。軽いので問題ありません。

 

2.給電点が機械的に弱い。

 給電点で折れてしまいます。ガラスエポキシの両面基板に変更します。

 

3.同軸ケーブルがみっともない。調整がクリチカル。

 給電方法を変更しました。

 ⑴ まず、同軸ケーブルの代わりに、プリント基板上のマイクロストリップラインで給電することにしました。

  @ マスキングテープを両面にしっかり貼ります。

  A 間隔は2.7mm

  B エッチングします。

 ⑵ バランが必要無いガンママッチ にし、小さなセラミックトリマーコンデンサーを入れて調整しやすくしました。

 

4.製作

 寸法等は図を参考にしてください。

トリマーは5PFから10PF程度。1W程度なら一番小さなものでOKです。

マッチングロッドは40mm程度の耐熱のビニール線を用意します。35mmぐらいがベストかと思います。

 

5.調整

 コンデンサーを調節してSWRを下げるだけです。

もしも1.5以下にならないようなら、マッチングロッドの長さを調節します。

最後に、電界強度計を使って、確かにゲインがあるか確認します。

 

6.運用レポート

 05/08/25 群馬県吾妻郡嬬恋村(四阿山山頂)での移動運用のレポートです。

標高2,354mありますので3エレで十分すぎるほどです。

各局ありがとうございました。

JA1IRV/QRPP以降は300mWで交信しました。 

CALL QTH His RS My RS
JS1SLD 13003A 59 59
7M1VUE/1 13002D 59 59
7K3GNL 1417 59 59
JI1DLW 1219 57 57
JF1GOG 1216 59 59
JA1IRV/QRPP 1217 58 57
JL1WVA 14014C 59 59
7M1ISY 1204 59 59

 リグはC620です。本体は260gで軽量ですが単三6本のバッテリーパックが205gあり、重量を感じます。

単三4本のバッテリーパックを手に入れたので、その中に単四のニッケル水素850mAを6本入れました。

重さはちょうど100gになり、105gの軽量化が図れました。

2.5Wの出力で2時間は十分使用できます。300mW出力ならかなり持ちます。

 

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