送受信切り替えポップノイズ対策

簡単な回路で、ポップノイズを止める方法はないものかと、長い間苦労している。
なんとか我慢できる程度の対策。

1.電源の送受信切り替え回路
 ミズホ通信ピコトランシーバーMF-2Fの回路が優秀。リレーではどうしてもノイズがでる。
 T+とR+を作り出す回路の10µFは100µFで使用。
 右下の2個のトランジスタはフルブレークイン回路。PTTはKEYを兼ねる
 一番左のトランジスタは受信時の5Vを作り出す。




2.ANTの送受信切り替え回路
 これはリレーでもPINダイオードでもどちらでもポップノイズには変化がない。

3.AFアンプ回路
 AFアンプは386を使って、送信時2番ピンに電圧を加える方法が一般的。でも完全にはとり切れない。NJM386Dは特にうまくいかない。
 ミズホ通信のMX-2Fは1-8ピン間の電解コンデンサを使用せず、トランジスアンプを一段挿入している。
このほうがヒスノイズの雑音性能が良くなる。ポップノイズ対策にもなっている。386はゲイン20dBで動作させる。
 そして、受信から送信に切り替わるときは2SC1815のトランジスタスイッチでGNDに落とす。

現用のAF回路
 2SC2458で一段増幅。フルゲインで使用。1KΩの半固定抵抗器は省略可。
 2SC1815で送信時AF回路をGNDに落とす。これは2SC2458のベースのところでは効果が半減します。386の2番ピンをGNDに落とす。
ところがそれではサイドトーンが聞こえないので、図のところでGNDに落とす。

この対策でSSBはもちろんCWのフルブレークインでもポップノイズは我慢できる程度でになった。
ヘッドフォンでは無理。ヘッドフォン使用時はセミブレークインの方が良さそう。