自由に周波数を設定できるVFOを作ってみたい
超アナログ人間の私には無理と思ってたが、
いろんなサイトを眺めているうち、
10KHz to 225MHz VFO/RF Generator with Si5351-Version2
というサイトを見つけた
これなら試すことができるかもと思い実験してみた
1 部品の調達 ロータリエンコーダ以外は秋月電子で購入
ロータリエンコーダ
Amazon(VKLSVAN3個セット596円)
Si5351Aモジュール(通販コードK-10679)
SSD1603 Display(P-12031)
Arduino Nano(M-09059)
その他
2 回路図
動作が不安定なので蛇の目基板で作りかえた
Nano用のソケットがないのでピン数の足りないものを使った
RX/TXスイッチとS-MeterINPUTは省略した
3 Arduino IDEのインストール
パソコン上のAruduinoIDEというソフトで、
プログラムを書いたりドライバーをインストールする
AruduinoIDEをDドライブにインストールしたら、
ファイルの場所が分からないのでデフォルト設定でインストールし直した
スケッチsketchとかライブラリlibraryなど意味不明の単語が多い
File⇒PreferrencesとクリックしてLanguageを日本語に
USBコードMini-BでパソコンとArduinoNanoを接続
ツール⇒ボートでArduinoNanoをクリック
ツール⇒ポートでポートを指定
(デバイスマネージャーで設定されているポートを確認)
4 ライブラリのインストール
まずライブラリのダウンロード
スケッチ13行目以降のhttps://・・・のアドレスに行って
緑色のCodeの▽をクリックし、一番下のDownload ZIPをクリック
同様にして全部ダウンロードする
次にライブラリの追加
AruduinoIDEでスケッチ⇒ライブラリをインクルード⇒ZIP形式のライブラリをインストール
ドキュメント⇒Arduino⇒libraries 選んで開く
ライブラリの確認
スケッチ⇒ライブラリをインクルード⇒提供されたライブラリ
この中にRotry.hなどが増えているはず
ところがまだ不足で、いろいろ調べたらAdafruit_BusIOが必要らしい
(GitHubのサイトでAdafruit_BusIO検索し、
ZIPファイルをダウンロードし追加したら動作した)
5 スケッチの書き込み
参考サイトのCode Sketchのあたりに紙が2枚重なったような所がある
ここをクリックするとコピーできる
スケッチを全てを削除して
貼り付け
ファイルの下の〇のレ点をクリック 「コンパイル完了」となればOK
エラーの場合はごちゃごちゃとわけの分からないことが書かれている
〇のレ点の右側の右矢印をクリック
DISPLAYに表示され出力が確認できればOK
私は1日中格闘してなんとかエラーが出なくなった
6 その他
#define IF 455 ここを-455にすると下側ヘテロダインになる
(表示周波数より455KHz下の周波数が発振する)
#define BAND_INIT の数字を11にすると立ち上がりが14MHzになる
この数字は190行あたりの case 11 : freq = 14100000 の番号
数字をたとえば14150000に書き換えれば14MHzを指定したとき
14.15MHzが表示される
#define xt_cal_F この数字で表示周波数と発振周波数のズレを修正できる
私の場合は-23000で周波数が合いました(使用する周波数帯で調整する)
消費電力 9V 55mA
出力RF電圧 約6.8Vpp(オシロスコープでの値)
出力電力 5mW~40mW(FCZのQRPパワーメーターにて)
出力周波数 10KHz~225MHz(両端では出力が5mWほどまで下がる)
Arduino UNOでも動作を確認した