水晶発振部
2SC1815で発振させ50mWほどの出力があります。
この発振回路は「アマチュア無線入門ハンドブック」の50Mc7石トランシーバーを参考にしました。
次段をドライブしやすく,水晶も切替ることができ良い回路だと思います。
水晶3個は小型のロータリースイッチで切り替えます。NKKスイッチズのNR01-103ANB4です。
FCZコイルは7Kボビンではなく10Kボビンを使います。
7Kボビンだと30mWぐらいしか出ません。10Kボビンだと70mWぐらい出ます。
ファイナル
ファイナルは2SC2314,ゲインが高く,50mW入力で2W近く出ます。
初めは2SC1957でしたが2SC2314が77円(樫木総業)で売っていたので交換しました。
この送信部は2石で1W以上出ますのでお勧めです。
ただし,出力は1以下に抑えた方が明瞭度が上がり,正しい変調になります。
私は1W弱に設定しました。20PFのトリマで調節します。
低周波電力増幅部
送受信共有です。小さいリレーで切り替えています。
秋月で80円,10mAぐらいしか消費しません。
コイルに極性があるので要注意です。特にホップノイズもなく良好です。
NJM386BDは入力170mVで1.1Wの出力を計測しました。
1番ピンと8番ピンの10µFは使いません。送受信とも必要ありませんでした。
変調トランスは4Ω端子を使いました。
マイクアンプ
初めは2SC1815で実験しましたが,やはりリミッターを付けた方が
了解度が上がるのでNJM3783にしました。
電源の470Ωは電圧降下用です。NJM2783は最大定格13Vなので。
LEDはECMへ供給する電源のツエナーダイオードとして利用しています。
VRはゲイン最大の位置でちょうど良い感じです。
1番ピンの470Ωはもう少し小さいほうが良いかもしれません。
AFのBPFを省略しましたが,223や103のコンデンサの値を調節して,甘いですがBPFとしました。
送受信切り替え
電源とアンテナの送受信切り替え
アンテナのローパスフィルターもここに付けました。