各基板について

VXO・BPF
 3回作り直しました。最初は19.968MHzの水晶を使っていましたが,
近接スプリアスがひどいのでやめました。
スペアナを持っていないのでIC-7300のバンドスコープで見ました。
 バンドパスフィルターは,7Kボビンコイル2個使ったものでしたが,
10.7MHzの5倍高調波53.5MHzが抑えられないので,
トロイダル活用百科を参考にバンドパスフィルターを作りました。
CとLの計算がその都度面倒なので,Excelで計算できるようにしました。
  EXCELのファイルはこちらです other/EXCELfiles/BPF.xlsx
  トロイダルコイルの巻き数はこちらですother/EXCELfiles/Toroidal_turn.xlsx
バリコンは30PFのエアーバリコンです。ヤフオクで手に入れました。
クリスタルは2個並列にしてバンド幅を取りやすくしています。
12PFは変化幅の上限を抑えるものです。これを取るともっと上まで発振します。
2Pは変化しやすくするためのものです。
発振コイルは空芯コイルの方が安定しますが,AMですので7Kボビンを使いました。
サトー電気の7Kボビンに0.1mmのウレタンを10回巻きました。
回路図にはFCZ〇〇と書いていますがすべて手巻きです。
47PFのコンデンサも発振周波数に大きく影響します。
バンドパスフィルターを通して実効値400mVほどの出力があります。
SN16913Pへは100Ω,カウンターへは220Ω,受信部には1KΩを通してつないでいます。
この定数は実験で決めました。必要な動作をする最大値近くの値を探しました。
ちなみにカウンターへ300Ωでつなぐとカウントしません。
受信部に220Ωでつなぐと,送信出力が減りますしカウンターも動作しなくなってしまいます。


10.7MHzOSC・BPF・MIX

10.7MHzにぴったり合わせる必要があります。47PFのコンデンサで調節します。
7Kボビン コイルのコアでも周波数が動きますので注意が必要です。
BPFを通した後,ミキサーSN16913Pに信号が入ります。
昔のICですが沢山あるので使いました。


BPF・PreDriver
BPF後,2SK439で50mWほどまで増幅しています。
このコイルの調整次第で出力や変調・SWRが変化します。


Fainal
セミファイナルは2SC2314です。樫木総業で84円で買いました。
この段で1Wは十分出ます。
ファイナルは有名な2SC1306です。ジャンクのRJX-601から取りました。
キャリア最大6Wほど出ました。
ここのトリマコンデンサの調整次第で出力や変調・SWRが変化します。


MicAmp
NJM2783です。


変調アンプ
LA4902です。13.8V,8Ωで6.5Wほど出ます。余裕です。

調整のために音楽で変調をかけると火傷するほど熱くなります。
ヒートシンクを付けました。


RF・MIX
高周波増幅は3SK59,ミキサーは2SK19普通の回路です。


10.245MHzOSC
これも47PFでピタリと周波数が会いました。
クリスタルはサトー電気で買っています。


LA1600
セラミックフィルターはLF-B4,ヤフオクで見つけました。
6dBで4KHZ,40dBで15KHzです。


AF Amp
386です。


スケルチ・Sメーター回路
 JA9YZ島田さんのPWM変調AM100Wトランシーバを参考にしました。
とても素直で気に入っています。


ピークホールド回路
 ピークで4倍の出力が出るはずのAMです。
これがあると電波が出ている感じがして安心します。
お勧めです。
入力の680Ωはラジケーターの内部抵抗と合わせます。
テスターで計ったら650Ωぐらいだったので手持ちの680Ωを付けました。
無変調でON/OFFで指示が同じになるようにVRを調整します。


周波数カウンタについて
 ヤフオクで買った中華周波数カウンター(1MHz~1.2GHz)です。
「PLJ-802」で検索すると見つかります。以前はPLJ-802-CでしたがこれはPLJ-802-Aでした。
IFシフトがあるので便利です。電源を切ってもメモリーされています。2,000円でおつりが来ます。
このカウンターはノイズが出ませんが,感度が高すぎなのか,送信時に電波を拾うためか安定しません。
シールドする必要があったようです。