10MHz 5W CW トランシーバー(ダイレクトコンバージョン)

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仕様

  受信部 K439⇒DBM⇒C1815⇒386(40db)⇒AFフィルター(FCZ製)⇒386(20db)

  送信部 VXO⇒DBM⇒K439⇒C1971

  出力  内蔵電池 4W,外部電源12V 5W

  メモリーキーヤーPK−3を内蔵


回路図


製作記

  もともとは7MHz版でした。QRMが激しく私の耳では実用になりません。ミズホのVFOを10MHzに調整し直してみました。なぜかQRHに悩まされました。思い切ってVFOの部品を外し,VFOのケースの中にVXOを組み込みました。 下の写真が7MHz版です。

 オーディオフィルターはFCZ研究所のもので落ち着きました。2SC1815の低周波増幅は必要ないかもしれません。私のANTはロング(ショート)ワイヤーなので付けてみました。

 AM放送の通り抜けについては,運用する日中にはほとんど気にならないのであきらめました。


運用

 まず,RITを中央にしてチューンダイアルでゼロインをとります。次に,RITを左右どちらかに回して聞きやすい音程に合わせてコールします。この左右が問題で,QRMをより避けられるほうにします。CQを出す場合も同様ですが,10.140MHz以上で出る方はほとんどいないので,10.139MHz位で出ると混信が避けられます。
 国内には5Wで十分です。1mほどの長さのモービルアンテナではさすがに苦しいですが,3.5mほどの長さの釣竿アンテナ(21MHz用の 1/4λアンテナにローディングコイルを入れたもの)やロングワイヤーで十分楽しめます。受信はさすがダイレクトコンバージョン,とてもよい音がしますが, 一度にたくさんの局が聞こえ,かなり鍛えられます。

 次回はシングルスーパーのものを是非作ってみたいと思っています。

DE JH1USG 2002 11月17日

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