重さ30g
折りたたみの最長20cm
430MHzにはFCZ研究所のプリンテナが良くできていて,長い間利用させていただきました。「JR1NNL」の位相給電2エレアンテナの記事を見て,これだと思いました。エレメントがシンプルなので,折りたたんだり,戻したりするのに大変便利です。1.5D−QEVを使って作りましたが,スプリットラインで作るともっとすっきりすると思います。そのうち実験してみたいと思います。重さは約30gほどで,折りたためばポケットに入ります。
完成後,FM1Wのハンディ機を庭先へ持ち出し交信してみました。筑波移動の局が聞こえていました。前方には物干しがあったり,木があったりしてます。直線距離で約70kmほどの距離です。相手の信号が,ホイップでは51のところ,このアンテナでは57まで上がりました。方向を変えると指向性を十分に体感できます。交信の結果,私のレポートは59で,ホイップではピークで53(QSB)まで下がってしまいました。
重さ105g
折りたたみの最長26cm
144MHzで同じものを作ってみました。ブーム間が約40cmあるので,二つ折りにできるようにしました。切り欠きをいれ,蝶ナットを使っているので,ほんの少しだけ緩めれば外れるようになっています。ドライバー等の工具を必要とせず,しかも,ナット等を紛失しない策として,これはとても大切な工夫です。エレメントは2回折り曲げ,折りたたんだときの全長は約26cmです。重さは約105gです。
完成後,500mWのハンディ機に取り付けて庭先に出てみました。筑波移動の局が聞こえています。方向を合わせると55で入感,コールしてみたら私のレポートも55で交信ができました。アンテナコネクターからアンテナの先端まで50cmほどあるので,モーメントのせいで重量を感じます。次回は,25Ω給電でブーム長の短いものを作ってみたいと思っています。
2002/11/17
半田付けできるものをアルミの針金にかしめてやれば良いのに気づきました。しっかりした上に5g軽くなりました。とても具合が良いです。千葉県安房郡「 伊予ヶ岳」で運用してみました。
重さ100g
折りたたみの最長26cm
2002/11/30 千葉県安房郡伊予ヶ岳山頂にて