2m用山岳移動用アンテナの実験 2023/03/04

 実験の様子
 
  これらのアンテナをハンディ機に付けて

 
 これで受信して

 
 検波して20mのワイヤーでひっぱって

 
  検波部アップ

 
 テスターで検波電圧を計る
 斜めにしたりして最大値をメモした

  

1 ツエップアンテナ

 ツエップもどきアンテナ(End Fed Antenna)
 
 
 
 コイルは直径5mm、6ターン、セラミックトリマは6PF
 ロッドアンテナは約1m

2 J型アンテナ

 
 
 釣竿に張り付けて使用
 キボシ端子で上下を接続
 上エレメントは約1m、1mmのアルミ線を3本よったもの
 下のマッチング部は平行を保つために2mmの銅線、長さ50cm幅2cm
 給電位置は下から約5cm
 上エレメントの長さで周波数を合わせ、給電点の位置でSWRを下げる

3 ロッドアンテナを使った2エレアンテナ

 NATECの狩猟用ハンディ八木アンテナNY144Xを参考に製作
 
 
 
 ダイポールに導波器を付けた2エレ八木
 エレメントの間隔は約12cm
 導波器は全長96cm、ダイポールは全長約1m
 SWRを落とすために写真のように直径5㎜3ターンのコイルを挿入

4 位相給電2エレアンテナ

 これは20年ほど前に作成したもの
 山岳移動用の位相給電タイプ軽量2エレ(JR1NNL)を参考にした
  1.5D-QEVを使って位相給電、再現性抜群
 
 

5 比較

  SWR 電圧 重さ(g)
ツエップ 1.2 60 73
J型 1.2 60 46
ロッドアンテナを使った2エレ 1.0 180 155
位相給電2エレ 1.1 225 100

 SWRはいずれも問題なし

 利得は、ツエップ=J型<ロッドアンテナを使った2エレ<位相給電2エレは4倍
ロッドアンテナを使った2エレは電圧で3倍、位相給電2エレは4倍のゲインがある

 重さについては同軸ケーブルや保持道具によって異なるので何とも言えない

5 まとめ

 ゲインについては当たり前の結果が出て少々がっかり

 ツエップアンテナはMX-2Fに直付けで使用すると大変スマート

 位相給電2エレはグニャグニャなのでちょっと恥ずかしい 
でも、位相給電2エレをMX-2Fに直付けで使用し、長野県入笠山から愛媛県と交信したことがある

 長い釣竿にJ型アンテナを付けてのんびりQSOするのが良いかも???

 ロッドアンテナを使った2エレをもう少し軽量にスマートに改良したい。